本日2度目の更新です。
エリザベート大千秋楽の昨日はシアタークリエでファースト・デート観劇。
こちらも千秋楽でした。
なんと1列目、センターブロック。
2014年の初演は観ておらず、初見でした。
ブロードウェイのミュージカルコメディ、楽しかったです。
初演ー今回
アーロンー中川晃教ー村井良太
ゲイブー藤岡正明ーオレノグラフィティ
アリソンー昆夏美ー音くり寿
ローレンー未来優希ー保坂知寿
演出ー山田和也ー上田一豪
2014年初演のメンバーは今ミュージカル界で輝いている人ばかり。
真面目な雰囲気のアーロンとちょっと拗れた性格のケイシーに村井良太も桜井玲香もぴったりで、こんな人たちいそう…と思えました。
7人だけの出演者で、この7人はほぼ出ずっぱりで、ずっと舞台上にいて、村井と桜井以外は様々な役もするという感じで、全員が芸と間がうまくないと成立しない舞台でした。
ブラインドデート、日本で言えばお見合いみたい?から始まったファーストデートを通してそれぞれの来し方行く末を見せるハッピーミュージカルでした。
キャスティングも私は好みでした。
レジーの植原卓也が最高で、こんな植原初めて観た!し、こんな役出来る人なんだ、と思いました。
王家の紋章のライアンもある意味印象には残ったのですが、今回はちょっと見る目が変わるような振り切ったお役で、とてもよかったです。
カーテンコールでバッチリ目が合い、見つめ合って手を振った感じになったのですが(笑)好印象で、植原卓也の出る舞台がまた観たいと思いました。
長谷川初範のウエイターも上手かった。
この方、映像でしか見たことなかったので、嬉しい驚きでした。
チケットを取ったのは、宝塚卒業後初舞台の音くり寿が出演していたからなのです。
音くり寿は、歌、芝居とも下級生時代から優れていて、舞台には必要不可欠な人だったのに、いつも同期を支える立場を余儀なくさせられていた…人でした。
なぜだろう?とずっと思っていたけれど、もしかしたら宝塚っぽくない人で、実力があったがゆえに難しいお役をやらされる羽目になっていたのかもしれません。
この舞台のアリソンというお役もすっかりモノにしていて、宝塚出身の娘役にありがちな遠慮やぎこちなさはまったくなかったです←最大限に褒めています!
これから舞台で出来るお役はたくさんありそうで、トップ娘役がやらない(出来ない?)お役をぜひ演っていただきたいと思います。
活躍の場はたくさんあると。
まずは名前を覚えてもらい、オーディションに挑戦して欲しいな。
きっと、ミス・サイゴンのキム、レミゼのエポニーヌ、そして先日観たキング・アーサーのグィネヴィアも適役かと。
若くして宝塚を退団したことが正解だったと思うような活躍を祈ります。
休憩なしの100分でした。
千秋楽のカーテンコールは出演者全員からひと言、この全員からって何気に大事で、カンパニーの熱がわかります。
主演の村井良太が「難しかったし、辛かったけど、楽しかった!」と←ニュアンスです。
桜井玲香も「毎日楽しかった」と言っていて、やっぱりカンパニーが楽しく舞台を作ることは観客を幸せにしてくれると思ったのでした。
いい作品を観られてよかったです。
【追記】
今日、ハンドバッグから花びらが出てきました。
私の上に落ちてきた花びらでした!
よろしくお願いいたします。