昨日は市川文化会館へ。
チケット取れなかったし、忙しいし、配信で観るつもりでしたが、梅芸遠征した友人の「ボンド、赤黒、バレンシアを観たけど、1番よかったのはバレンシアだった」という言葉を聞き、やっぱり生で観たいと。
久しぶりに某交換サイトを覗いたら、直前だったのが幸いして投稿直接の譲渡を見つけお譲りいただきました。
観てよかった…そんな全ツでした。
2階2列(最前列)センター。
市川文化会館の2階には手すりが邪魔な位置にあり、観にくいのでは⁇と危惧しましたが、始まったら気にならなくなった。
ただ、ショーで舞台の前方に出てくると手すりが重なります。
手すりがないと怖い気もするし、痛し痒し…
幕開いてすぐのマタドールのシルエットがカッコよくて、ライトの当て方と相まって同じ人間とは思えない超絶脚長のスタイル。
舞台観ながら2016年の宙組全ツを思い出しました。
フェルナンドが朝夏まなと、ラモンが真風涼帆、ロドリーゴが澄輝さやと、イザベラが伶美うらら、マルガリータが星風まどか、でした(強烈にDVDが見たくなったのですが、整理整頓が悪くてDVD見つからず、えっ⁉︎)
妻や婚約者がいる地位のある男なんかと恋愛するとろくなことにならない、という戒めの話か⁉︎とさえ思いますが、宝塚で上演されると胸がキュンとなる悲恋物になるから不思議です。
品の良さで醜いものはみんな隠されるんだな^^;
フェルナンドに専科の凪七瑠海。
誠実で真面目に見えるけれど、可愛い婚約者がいるのに酒場の女に「愛している♬」と歌うスペイン貴族。
美しい酒場の踊り子(歌い手より踊り子の方がしっくりくる)イザベラが舞空瞳。
お嬢様やお姫様よりこっちの方がやっぱりしっくりくる。
イザベラを想う酒場のフラメンコ歌手ラモンに瀬央ゆりあ。
メインキャストはみんなよかったけれど、ラモンの瀬央さんが抜群に素晴らしかった!
貴族とは違う世界の人感が半端なかったし、その立ち位置を明確に演じていて、ひとり野生的で、純朴で。
そして、イザベラを愛しているのも。
イザベラがフェルナンドが怪我をしたかも…と聞いてお屋敷に行くも入れなかったところに怪我したラモンと会うのだけど、ここの2人が実によかった。
切なかった…
イザベラだって、ラモンの気持ちに気づいていながら、ラモンの腕の中でフェルナンドを想って泣く…綺麗な女って嫌いだわ、残酷だわ…
笑わせるところはきちんとコミカルに、しかし野生的に、男前に演じる瀬央さんを観るだけでも価値がある公演でした。
背中を押してくれた友よ、ありがとう!
もう一つの悲恋、ロドリーゴとシルヴィアに極美慎と水乃ゆり。
極美慎、歌が上手くなっていた!
あのイケメンと超絶スタイル、カッコいい〜
そして水乃ゆり、今回のように歌とキンキン声がなければ素敵な娘役だと思います。
美しいふたりでした。
ドンファン・カルデロが天飛華音。
天飛華音は絶対に爪痕を残そうとしていて、そこがいいと思いました。
印象に残るカルデロでした。
長くなったので『パッション・ダムール』の感想は続きます。
よろしくお願いします。
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