月初に取ったチケットがコロナで2回分中止になってしまい、やっとMY初日の星組。『ディミトリ/JAGUAR BEAT』。
2階6列センターブロック。
初見でした。
月組から暁千星が異動してきただけなのに、星組の輝きが増したと強烈に感じました。
1人動かすだけでこの効果。
凄いな、ありちゃん。
暁千星というもう1人の輝く星が異動してきたことで、芝居もショーも礼真琴に余裕が出た気がしました。
今までは何もかも礼真琴の肩に乗っていたものが、少し軽減された…とでも言うのか。
ディミトリの礼真琴。
迷って、悩んで、道を拓くというお役、衣装も含めて、ロミオ以来、やっと見たかった礼真琴が見られた…と思いました。
ただ、この話。
本来はルスダン女王が主役として書かれていた話なのでは?←原作を読んでいないの💦
ディミトリを主役とするにはちょっと弱く感じました。
『アナスタシア』を観た時と同じで、隠しきれない本来の主役は誰か?を感じてしまった。
その女王ルスダンを舞空瞳。
星組のトップ娘役って芝居とか歌とかは求められず、トップスターにひたすら寄り添って、立てるというイメージで、ヴィジュアルとスタイル命みたいな印象でした。
舞空瞳もスタイル抜群で、可愛く、キレのあるダンスから優美まで踊れるけれども、寄り添い芸過多だし、芝居は…と思っていました←個人的な感想です、すみません、が、巧くなりました!
頼りない娘から、女王として自立し、国の為に決断をする強さを感じました。
しかし、この国、国王や女王の幸せな家庭生活を認めず、家庭を妬む?壊す?家臣や国民で、国王や女王が可哀想になった…
紛争に巻き込まれやすい小国なのかもしれないけれど、疑り深い副宰相に暁千星。
ホラズムの王に瀬央ゆりあ。
このふたりが敵役ではあるものの根っからの悪人ではなく、悪者は出てこない。
ルスダンの兄の国王に綺城ひか理、その妻に有沙瞳。
このふたりは安心、安定の巧さで、話に奥行きを作ったと。
リラの精の小桜ほのか、瑠璃花夏、詩ちづるの歌と存在が生きていて、歌えない星組娘役のイメージ刷新。
とても良き。
ラストシーン、リラの木の下にディミトリがいるのか?と思ったら、花道→銀橋で、ルスダンと抱き合う終わりじゃなくて私は好きでした。
もっと言えば、ディミトリが登場しない方が余韻があったと思うけど、この後のJAGUAR BEATで余韻は吹っ飛ぶから…
そのJAGUAR BEATの感想は長くなったので、あらためます。
よろしくお願いいたします。
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