ハンブルク・バレエ団の『ジョン・ノイマイヤーの世界』に。
バレエはまだまだ初心者ですが、すみません語ります💦
歌舞伎とバレエは夫同伴で。
予想を上回る素晴らしさでした。
ジョン・ノイマイヤーはハンブルクバレエ団芸術監督兼首席振付家なのですが、今シーズンで引退を発表しています。
ジョン・ノイマイヤーが舞台にあがり、彼自身の口から今までの来し方を語り、彼の振付したたバレエをガラ形式で観るという公演でした。
ジョン・ノイマイヤー役は多分クリストファー・エヴァンス?かな。
ずっと踊っていた気がします。
振付の素晴らしさから、バレエとは…肉体の芸術だと感じることができました。
ジョン・ノイマイヤーはウィスコンシン生まれのアメリカ人ですが、母とミュージカルを観てダンスに魅せられ、ダンスを習い、バレエレッスンを受けるようになったのだとか。
初めてバーレッスンをした喜びを語っていて、惹き込まれました。
バーンスタインの『キャンディード序曲』で踊りの幕が上がり、ガーシュウィンの『アイ・ガット・リズム』そして『くるみ割り人形』と続きました。
『シルヴィア』の菅井円加が素晴らしかった!
野生味も感じられて、骨太なバレエでした。
そして『アンナ・カレーニナ』、これがバレエになっているのを初めて知りました。
ノイマイヤーの代表作品である『ニジンスキー』、コロナ禍の2020年に窓を開けて、ソーシャルディスタンスを守りながら創作したという『ゴースト・ライト』。
ゴーストライトとは劇場を閉めた後に夜通しつけるライトのことだそうで、芸術の灯火を消したくない思いを強く感じました。
友人についてのパートではモーリス・ベジャールについて語り(ベジャールのことを語る時だけフランス語だった)ベジャールとの出会いが自身を変え、ベジャールを敬愛していることが伝わってきました。
昨年、東京バレエ団のベジャール・ガラを観ているので、ジョン・ノイマイヤーを通してベジャールを感じることが出来た気がします。
最後は『マーラー交響曲第3番〜愛が私にくれるもの』で、こちらも菅井円加が素晴らしかった!
日本人のバレリーナも菅井円加以外に何人かいましたし、祖国に錦を飾っていました。
それにしても、日本人プリンシパルの菅井円加の力強さ、野生味、美しさよ。
ちょうど今日、パリ・オペラ座のエトワールにオニールハ菜が就任したニュースが流れました。
日本人バレリーナの活躍から目が離せません。
ポスターの前で5番ポジションの足で写真を撮る少女がいました。
彼女の未来が輝かしいものになるように祈ります。
思わず写真を撮ってしまいました。
本日3/5 14:00公演もあります。
3/10〜3/12まで『シルヴィア』(菅井円加は3公演)が東京文化会館で上演されます。
チケットまだあるようです。
『シルヴィア』観たいけど、お金も時間もない…
よろしくお願いいたします。
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