昨日はシアタークリエに。
海宝直人出演作品は観ておきたい、と思ってチケットを取りましたが、やっぱりハズレないです海宝直人。
ミュージカルなんですが、ストプレを観ているような感じすらしました。
歌に気持ちが乗っていて、台詞のように聞こえました。
出演者全員が歌が上手くて、芝居がよくて、繊細で、素晴らしかったです。
そもそもは韓国ミュージカルで、2016年の初演以来韓国では再演が続いているそうですが、日本では初演。
作家を志す内気な青年・セフンが海宝直人、セフンが憧れる小説家・レジンが浦井健治、セフンが作り上げた幻・ヒカルが木下晴香。
この3人が抜群に上手かった、よかった!
海宝直人の繊細さ、木下晴香の透明感そして、浦井健治があんなに芝居が巧いのを今回初めて知りました💦
木内健人も含めて、キャスト全員本当に歌が上手くてノーストレス。
時代背景が日本統治時代の韓国で、この時代の日本同様言論統制を行ってました。
その時代を取り上げているので、日本での上演が遅れたのか…
私の知っている激しく強い韓国ミュージカルではなく、美しく優しい気持ちを掴むようなミュージカルでした。
韓国ミュージカルって奥が深い。
演出は栗山民也氏。
終盤、レジンの手紙をセフンが読むところで、込み上げるものがありました。
私のすぐ後ろの方があまりに泣くので、私の涙は引っ込みましたが。
全員で「芸術の火を残すために」と言って幕が降りるのですが、それも心に響きました。
とってもいいものを観た、余韻の長い舞台でした。
21日以降のチケットは完売ですので、観るなら今日です。
後悔はしないかと。
おすすめです。
よろしくお願いします。