賛否両論真っ二つの今月歌舞伎座・三谷歌舞伎。
歌舞伎好きで、三谷幸喜も好きな私はあの『ショウ・マスト・ゴー・オン』がどのように歌舞伎になるのか⁈を楽しみに歌舞伎座へ。

1991年に東京サンシャインボーイズで初演の『ショウ・マスト・ゴー・オン』。
1992年には深夜テレビで、1994年に再演され、2022年にSISカンパニーで再再演。
私は2022年の再再演を観ております(間に合ってよかった…)

『マクベス』の舞台裏で繰り広げられるバッグステージもので、ドタバタコメディではあるものの全ての演劇人(裏方を含む)への愛に溢れた作品です。
歌舞伎版では舞台を江戸時代の伊勢の芝居小屋に、『マクベス』を『義経千本桜』に置き換えての上演です。

こんぴら歌舞伎などの芝居小屋に花道を照らす面明が正面舞台にあって、幕が上がる前からワクワクしました。
これを歌舞伎と言っていいのか…は疑問ではありますが、私はとても面白かったです。
客席の笑ってやるぞ的な空気はちょっと鼻白みましたが、途中からは本当に笑うことが多くて、客席の空気とか感じなくなりました。
歌舞伎には舞台監督がいないので(役者が兼ねる)狂言作者・幸四郎、座元・愛之助、頭取・鴈治郎が舞台監督的な役割。
狂言作者見習・番吉が監督助手(伊藤俊人・ウエンツ瑛士)の役割で染五郎。
下げ眉毛が似合いすぎて、最初誰だかわからなかった…
莟玉と鶴松の芝居が光っていた気がします。
三谷演劇は盆のあるような劇場では演りませんので、今までは表舞台はありませんでしたが、今回は舞台がまわり『義経千本桜』四の切が少し観られます。
ここが面白かったし、浅野和之の切れ味が(笑)
大いに笑いました。
さすがでしたが、歌舞伎ではなくなっていたよね…
いい舞台にしようと一致団結するところはやっぱり好きです。

客席は大入満員。
金髪に染めた若い女性とか普段の歌舞伎座では見ない観客も沢山いました。
『国宝』ネタもあったり、歌舞伎の入口にはなったのかな。
世話物というにはくだけてましたけど。

1幕目は曽我兄弟の舞踊『當年祝春駒』
『国宝』で歌舞伎を観たくなった方々の心に響いたのでは?
歌舞伎は当日券の幕見もあります。
ぜひぜひ歌舞伎に足を運んでいただきたいです。
よろしくお願いします。
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