まずはAプロ。

『菅原伝授手習鑑』昼の部は『加茂堤』『筆法伝授』『道明寺』。
これらは通しでしか上演されないので、歌舞伎座でも5年ぶり、私は10年ぶり2度目の観劇でした。
『加茂堤』
10年前は菊五郎丈(八代目)の桜丸に時蔵丈の八重だったなぁと思い出しておりました。
今回Aプロは歌昇丈と新悟丈。
体を大きく見せる歌昇丈に小さく見せる新悟丈。
これも芸だよねーと思いました。
後の悲劇も知らずに、明るく楽しい時間を見せるこの『加茂堤』はほのぼのしていて好きです。
斎世親王を米吉丈が勤めるのも新鮮でした。

『筆法伝授』
仁左衛門丈の菅丞相。
この四半世紀菅丞相は仁左衛門丈が演じておられてます。
今回は幸四郎丈と役替わりです。
芸の伝承なんだと思います。
『寺子屋』はこれだけで上演されることが多いのですが、その前段の『筆法伝授』を知っているかどうかで『寺子屋』の見方が変わる気がします。
源蔵は菅丞相の家来で、戸波は奥方・園生の前の腰元でした。
この時代の職場恋愛は主に対する不義とされ、ふたりは勘当。
菅丞相の御前に出るというのに、戸波は黒繻子の掛け襟に唯一手放さなかった園生の前からいただいた打掛で参上するのですが、着物を知っている人には非常にアンバランスで格の違いを感じる零落した装いでした。
勘当は許されませんでしたが、源蔵の優秀さは認めていて筆法を伝授されます。
幸四郎と時蔵は非常に合っていると思うので、もっと共演して欲しいです。
築地の上に昇り、菅丞相の息子・菅秀才を預かり、戸波が背負って花道を落ちて行く姿に泣けました。

『道明寺』
仁左衛門丈の菅丞相が神々しく、肚で見せるという芸に痺れました。
演技力より心で演じなくてはならないと言う菅丞相。
特に『道明寺』は動きがなく、声だけが聞こえる場面もあります。
『お客様から姿が見えなくても、私は衣装を着けて勤めます』とおっしゃる通り、その姿が目に浮かびます。
最後の菅丞相の和歌『鳴けばこそ別れを急げ鶏の音(とりのね)の聞こえぬ里の暁もがな』が胸に響きます。
苅屋姫・左近丈との別れの場面、素晴らしかった!

昨日は桟敷席で観劇しました。
今回は昼の部が眼目だと思っているのですが、お客様も良くご存知で昼の部は完売の満員御礼。
『国宝』とは関係ない歌舞伎好きが集まっていた感じでした。
私はBプロも観劇予定。
幕間には桟敷弁当。

こんな風に桟敷席に配達?されます。
桟敷席のお楽しみです♡

最後に日経の劇評を載せておきます。

昨晩は朝夏まなとのバースデー配信もありました。
お稽古終わったのが、22時でそれからの配信。
お疲れでしょうにファンに優しいまぁさま。
稽古終わりでノーメイクでしたから、モザイクかけました^^;
ずっとついて行くと改めて決意した夜でした。

よろしくお願いします。
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