こんぴら遠征2日目。
「 小原庄助さん なんで身上つぶした
朝寝朝酒朝湯が大好きで それで身上つぶした
はあーもっともだー、もっともだー🎵」
という民謡が頭の中をリフレインする中、朝6時過ぎから朝湯(笑)
ホテル紅梅亭の朝ビュッフェは素晴らしくて、和食と洋食の品数の多いことと言ったら、凄かったです。
紅梅亭はもちろん、どこのお店もこんぴら歌舞伎見物のお客さんを大歓迎で、琴平町は温かかったです。
ホテルの朝食会場のミニチュアののぼりが可愛かった♡
そして、チェックアウトして荷物を預けて金丸座に。
こんぴら歌舞伎第一部は午前11時開演です。
『毛谷村』
六助を初役で中村萬太郎丈。
こんな萬太郎丈が観たかった!
贔屓目もあるかもですけれど、満点の六助だったと思います。
誠実で朴訥とした好青年から、騙されたことを知って怒りに燃える強い男まで丁寧に見せてくれました。
また萬太郎丈の六助が見たいと思わせました。
お園は中村時蔵丈。
勇ましくて、強くて、可愛い女性で、色気も感じさせて、こちらも満点。
母さまが上村吉弥丈、弥三松が夏幹くん。
非常にまとまっていい芝居でした。
『魚屋宗五郎』
宗五郎が中村獅童丈、おはまを時蔵丈、宗五郎の父が河原崎権十郎丈、三吉が澤村精四郎丈、酒屋の丁稚が陽喜くん。
菊五郎劇団の息の合った『宗五郎』を何度も観ているので、獅童・宗五郎と精四郎・三吉が新鮮でした。
おはまの時蔵丈が先ほどの『女武道・お園』からガラリと変えて魚屋の女房になっていて、同一人物と思えなかったのに比べて、獅童丈と精四郎丈は『らくだ』のまんまのお役と雰囲気で…せめて同じ酔っ払いのお役を重ねないなどの演目の工夫はあってもいいのでは?と思いました。
精四郎丈も小奴には見えなかった…小奴よりは偉そうに見えました。
『魚屋宗五郎』が単調に感じたのは初めてで、ちょっとだけ眠くなってしまった…(・・;)
重要文化財の金丸座で、歌舞伎を観られる醍醐味はぜひぜひ皆さまにも味わっていただきたいところです。
こんぴらは関西や中国地方から充分日帰りできる距離で、観光バスを仕立てての方々もいて、第一部はちょうどいい時間でもあることから満員御礼でした。
金丸座の前はお弁当やら、お団子やらが売られて、開場時には花火があがりお祭りのような賑わいです。
4月20日までです。
よろしくお願いします。