『BIG FISH』無事完走、千秋楽おめでとうございます!
東京宝塚劇場では月組、ブリリアでは『夜明けの光芒』を演っているのに、今日も歌舞伎座昼の部へ。
暑かった…💦
歌舞伎座も中日を過ぎて、役者の皆さまの調子が上がっているなぁと思います。
100回の稽古より1回の本番、何日稽古しても実際の舞台公演にはかなわないとしみじみ思いました。
『上州土産百両首』
オーヘンリーの短編小説『二十年後』を下敷きに明治8年に川村花菱によって脚本が書かれました。
幼馴染の正太郎(獅童)とドジな牙次郎(菊之助)の友情物語です。
18世勘三郎丈が得意だろうと思うドジな牙次郎を菊之助丈が丁寧に演じていて、巧いです。
隼人丈がワルなんですが、初日に見た時はワルが中途半端…と思いました。
が、今日はなかなかのワルだったし、目つきもよかった。
進化を感じました。
『義経千本桜』所作事(舞踊)です。
種之助丈と左近丈の踊りの巧さが光ります。
女形が3人も一緒に踊っているのに、左近丈に目を奪われるとはこれいかに💦
『妹背山婦女庭訓』
新時蔵丈が初役とは思えないお三輪。
本当に素晴らしい!
嫉妬のスイッチが入ってからのお三輪が絶品です。
三世時蔵丈の孫と曽孫が勢揃いのいじめの官女が長すぎ…と思ってましたが、3回目にして慣れたのか、長すぎるとは思わなくなりました(笑)
獅童丈、声を潰されませんように、ほどほどに。
6月歌舞伎座は昼も夜も見逃せません。
よろしくお願いします。