トンチキだという評判がSNSで立っていた『LUPIN』を観てきました。
いやいや、結構面白かったですし、楽しめました、私は。
宝塚脳だから⁉︎いや、違う、はっきり言えば『森』や『スパイ』よりずっと面白かった!
小池先生、どんだけ古川雄大が好きやねん⁈と突っ込みたくなるぐらいの出ずっぱり、歌いっぱなし。
1幕ラストで蝶ネクタイのリボンのゴンドラの上で丸々1曲歌うゆんくんを見て、ちょっと笑ってしまいました。
そして、古川雄大は華があって、色々なことさせたくなる役者なんだろうなぁ、と思いました。
NHKの『大奥』でも花魁になってましたが、このルパンも色々なことしてました。
シングルキャストなのも納得で、ゆんくん以外の人は考えられなかったのだと思う…と友人が言ってましたが、ホントそれ。
ゆんくんありきのミュージカルでした。
初めて古川雄大を見たのは『マリー・アントワネット』のフェルゼン伯爵で、オスカルブラウスがこんなに似合う男性がいるのね、と思いましたが、あれから6年…あれよあれよという間にトート、ルパン、帝劇のセンター。
最初のルパン登場の時、スポットライトが当たっただけで拍手が凄くて、宝塚以外の舞台でピンスポ当たっただけで拍手があるのは初めてでした。
今日の帝劇は99%女性で補助席まで出る超満員で、カーテンコールで女性が「ブラボー」と叫んでました。
カーテンコールの最後にマントを派手に翻して去っていく古川雄大のカッコよさよ…
天使の声を持つヒロインのクラリスが真彩希帆。
当て書きか⁇ぐらいのお役でした。
幕開きから真彩希帆の歌で始まりました。
誰もがキャスティングしたい女優だと思います。
裏?ヒロインのカリオストロ伯爵夫人が真風涼帆。
美味しいお役です。
今回は柚希礼音と真風涼帆でしたが、もし再演があるようなら宝塚卒業後すぐのトップスターが演じるのに最適なお役かと…
ある程度押し出しが必要なので、とにかく黒燕尾が似合うことが条件。
珠城りょう、彩風咲奈とかも似合いそうです。
真風涼帆の背中が開いたドレス姿、オカマ感はなくて美しかったです。
意外に華奢で、色白で、デコルテが美しく、そしてグラマーでした。
あの男役のスーツの下にはこんな美ボディが隠されていたのですね。
宝塚宙組があんな状態で真風さんには思うところもあったのですが、カリオストロ伯爵夫人を観ていたら、そんな気持ちはどこかに行ってしまいました。
俳優は舞台上の姿がすべてだなって思いました←個人的な意見です
敵役のポーマニャンは黒羽麻璃央。
ロミオより、ルキーニより、合っていたと思います。
とぼけた味がありました。
『ムーラン・ルージュ』とか『エリザベート』と比べればガッカリかもしれませんが、やっぱり力のある役者を揃えていて、面白かったです。
1回しかチケット取らなかったのですが、柚希礼音でも観たくなりました。
チケットは大激戦でしたので、今さらチケットありませんが…
小池先生の古川雄大への愛がいっぱいでした(笑)
よろしくお願いします。