これだからミュージカルファンはやめられない!と思わせてくれる舞台でした。
素晴らしかった、ただただ素晴らしかった!
相当なオーディションがあったのか、オファーなのかはわかりませんが、全員歌うまの上、日生劇場の音響の良さも相まって、本当に素晴らしかった。
ベートーヴェンの曲がベースになっているのも耳福。
今まで観た井上芳雄の中で最も適役で、最高でした。
ベートーヴェンの偏屈ぶりが無理なく出てました。
ただ難曲の上、歌い上げる系で、しかも圧倒的に曲数が多く、鋼の喉と思っていた井上芳雄が何回か辛そうにしていた。
ベートーヴェンこそWキャストにして欲しいぐらいですが、クンツェ&リーヴァイのお眼鏡にかなうベートーヴェンは井上芳雄一択だったのか⁈
どうか千秋楽まで喉が保ちますように。
同じく曲数が多い花總まり。
ますます歌が上手くなられた気がしました。
花總まりの宝塚の現役時代は私の1番忙しかった時代に重なり見ておらず、花總まりファンになったのは退団後。
ベートーヴェンの想い人•トニ、上流貴婦人にて夫のDVを受けている(あの当時では普通なのか⁈)美しい人。
本当に素晴らしいトニでした。
どこから見ても30代にしか見えなかった…
こちらもクンツェ&リーヴァイのお眼鏡にかなうのは花總まりだけで、シングルキャスト。
ベートーヴェンの弟•ガスパールが小野田龍之介、トニのDV夫•フランツが佐藤隆紀。
ふたりとも素晴らしかった!
特にシュガーが嫌な奴なんですが、黒いシュガーが新鮮で、また歌が劇場が揺れるぐらいの迫力かつ重厚で、今まで見たお役で1番好きかも。
『田園』『皇帝』『月光』『エリーゼのために』『運命』『第九』etc…なんだかオケピも一体になって、壮大な舞台でした。
私的には今年No.1の作品でした。
フィナーレまですべてカッコよく、最後の最後まで痺れました(始まったばかりなので、詳しくは書けない^^;)
カーテンコールも芝居仕立てで、本当に素晴らしかった!
月曜日のマチネが満員御礼でした。
花總まりの次回作『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』で共演する谷原章介が観劇してました。
これも観に行かなくちゃ。
ベートーヴェン、あと1回海宝直人で観る予定。
チケット増やしたいけど、もうどこにもありません…
よろしくお願いします。