昨日、ご遺族側の弁護士の記者会見があり、昨夜宝塚歌劇団のHPに歌劇団のコメントも掲載されました。
現役劇団員である妹さんからのコメントは様々なニュースで取り上げられてました。
ご家族を亡くされた悲しみと悔しさに心が痛みました。
あらためてご冥福をお祈りいたします。
この問題が複雑で長引いてしまった原因はご遺族側の弁護士が目指した着地点とご遺族が望んだ着地点が違うことなのではないか?と思ってしまいました。
弁護士の専門分野は過労死、過重労働です。
宝塚歌劇団の過重労働を表に出して、トップの首を取り、親会社のCEOに謝罪をさせて、歌劇団の働き方改革をさせて収めるというのが弁護士の着地点だったように思っています。
そして、CEOの直接謝罪で合意なのか、と思っていました。
しかし、ご遺族の着地点はそこではなく、いじめ当事者からの謝罪こそが着地点だと思われます。
だからこその妹さんからのコメント。
もう宝塚歌劇団には戻らないという決意表明だったように思います。
ヘアアイロンの火傷が故意か否か…強い叱責は指導かパワハラか…確たる証拠がない限り証明はできません。
そして、多分ですが証拠はないのです。
私が加害者と言われている人の家族であったなら、宝塚歌劇団のために悪者になる必要はないと言います。
いじめを認めればそれはきっと一生ついて回る。
ましていじめたつもりはなく、事故であったなら認める必要はないし、今宝塚を辞めることはない、と私が家族なら言います。
生きている娘を守るために必死になるだろうし、誰との会話も記録することを勧めるかと。
いじめを認めて退団しろ、というのは立派な歌劇団のハラスメントですから。
阪急阪神ホールディングスCEOの直接謝罪も必要ない、理事を辞める必要もない、当事者のいじめ謝罪が欲しいとおっしゃるご遺族との解離は大きく、宙組の再開はきっとできないと思われます。
これは長引くと予想します。
ご遺族の気持ちも痛いほどわかります。
娘は亡くなってしまい、悲しみや悔しさは増すばかりなんだと思います。
着地点が見えない…
もしかしたら宙組解散、当事者は専科預かり…ということもあるのかな…とニュース見ながら初めて思いました。
また公演が丸ごと飛ぶのか?5月はもう目の前。
https://mainichi.jp/articles/20240227/k00/00m/040/294000c
よろしくお願いいたします。