東京は急に冬の気配を感じる気候に。
グレーの空はまるで私の心の色。
なんだか暗くて重い気分です。
昨日のご遺族側の川人博弁護士の会見とご遺族のコメントで文春で報じられたことは嘘ではなかったのだ…と思いました。
川人弁護士の専門分野は過労死・労災で、電通の高橋まつりさんの死後に労災認定を勝ち取り、働き方改革の推進をしたのは記憶に新しいところです。
川人弁護士に弁護を依頼したということにご遺族の宝塚歌劇団と闘う覚悟が見え、本気度がわかります。
お嬢さんを救えなかった後悔と悲しみが、第二の被害者を作らないという決意に繋がったのかと。
『新人公演』は下級生のためには非常に大切な場ではありますが、今のままの稽古の仕方はもはや過労死に繋がると思います。
200時間の残業、3時間睡眠、1ヶ月半の休みなしは拷問です。
これらは文春が言っていることではなく、労災・過労死を専門とする弁護士が言っているのですから、確かな証拠があるということ。
『私がやってきたから、あなたもやれ』ではなく、『私がやってきたから、あなたにはやらせない』と考え方を改めるべきかと。
上級生や先生方の『お叱り』も度が過ぎれば、パワハラなんです。
この機会に宝塚歌劇団の改革をして、改めるは改め、私たちに夢の世界を見せて欲しいです。
ご遺族に真摯に向き合わずにここまでの決意をさせてしまった宝塚歌劇団の上層部は全員引責辞任していただき、阪急本体から切れ者のエースを投入して、悪しき慣例の撤廃をお願いしたいです。
『宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組に配属された事がこの結果を招いたのです。』
この言葉は宝塚ファンはもとより、宝塚に娘を入団させたすべての親御さんの心を打ちのめすものです。
こんな思いをさせてはいけない…
宝塚歌劇団の調査チームの報告がご遺族に、宝塚ファンや関係者に納得できるものになることを祈ります。
ご遺族の望む謝罪と補償が誠実になされることを願います。
そして、ご遺族の無念が少しでも癒されますことを祈っております。
よろしくお願いします。