今日から4月。
新年度、入社式、桜開花、エイプリルフール…
気持ちも新たになる日です。
昨日付で宙組娘役が2人退団されました。
次のステージが輝くものになりますようお祈りしております。
先週のことですが昨日東京千秋楽だった『リア王』を観劇してきました。
非常に早く着いてしまったので、開場前に。
ストプレは観劇優先順位低めなんですが、珍しく家族が誰も夕飯を食べないというので、急遽チケットを探しました。
NHK大河ドラマ『光る君へ』に出演している段田安則、玉置玲央が出演しているのが決め手でした。
このリア王は演出がショーン・ホームズで、衣装も舞台美術も現代で、スーツ姿のリア王に、コンパニオンか⁇のピンクのスーツ姿の三姉妹。
うーーん、面白いか?これ⁇の幕開きでした。
結論から言えば、昨年の読売演劇大賞・最優秀男優賞を受賞した段田安則のリア王を観てよかった。
段田安則の大河の藤原兼家も非常に巧いと思っておりますが、やっぱり生の舞台がこの方の真骨頂なんだと思います。
オーバーすぎる演技のリア王は何度か観ましたが、真実の姿のリア王だった気がしてます。
これは衣装とかもいい影響を与えているのかしら?
長女ゴネリル・江口のりこ、次女リーガン・田畑智子、三女コーディリア・上白石萌歌という配役は見事にハマっていたし、グロスター伯爵に浅野和之、嫡男エドガーに小池徹平、庶子エドマンドに玉置玲央。
リア王ってみんな死んでしまう悲劇なんですが、亡くなった方々が奥に並んでいるラストは凄味がありました。
リア王って哀れな老人だったんだなぁ…
役者の力はもちろんですが、演出の力ってあるんだな、と思ったリア王でした。
よろしくお願いします。