昨日は日生劇場へ。
梅芸の貸切公演でした。
M列センターブロック。
梅芸とメニエールチョコレートファクトリー劇場との共同制作ミュージカルです。
脚本:ジョン・ワイドマン、楽曲:ソンドハイム、演出:マシュー・ホワイト、西洋のクリエーターが作る『日本』の話。
いかにも西洋人が作ったもので、私には違和感満載のミュージカルでした。
初めて『蝶々夫人』を観た時に感じた違和感と同じ感じ。
きっと好きな方もいるかと思いますから、好みの問題だと思うのですが、西洋人の視点から見る日本の話は私には受け入れ難い…
西洋人好みの日本文化が舞台上に散りばめられていて、例えばMETの日本アートの展示を見ているような感じとでもいうのか…
波と月を表したようなモダンで素敵な舞台美術、その月は窓にも見立てられ、スクリーンにもなります。
美術館にいるような空間。
終演後に検索したら、やっぱり美術担当もポール・ファーンズワースという西洋人でした。
楽曲は素晴らしかったし、海宝直人と綿引さやかのデュエットの美しさは滅多に聞けるレベルではないと思いました。
でも、胸に詰まるような違和感が最後まで残りました。
この写真はチケットと貸切公演でいただいた千社札を撮っている方の手をお借りして、相乗りして撮ったものです。
香山弥左衛門は海宝直人、ジョン万次郎は立石俊樹。
アンサンブルも含めて皆さま、ソンドハイムの難しい曲を歌いこなしていて素晴らしかった。
香山弥左衛門の妻、たまてが綿引さやか。
綿引さやかがいなかったら、日本の話とも思えなかったかもしれないけれど、立ち振る舞い、所作、非常に日本的でしたし、歌も素晴らしかった。
鈴を転がす風情がありました。
将軍と女将の二役を朝海ひかる。
むしろ1幕1時間50分でよかった気がした💦
廣瀬友祐が観たくて、もう1回チケットを取ってます。
違う作品に見えたらいいな…
ただ私の前列の方などは、いの一番にスタオベしていたし、刺さる人には刺さるミュージカルなのかもしれません。
よろしくお願いいたします。
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