毎日毎日観劇三昧。
評論家ではないので、チケットはすべて購入しているミュージカルオタです(^^;;
昨日はシアターオーブ『アナスタシア』に。
コロナ禍で途中で中止になった2020年公演も、宝塚宙組の2021年公演も観ておりますが、昨日の舞台が1番心に響きました(席がよかったからか⁉︎)
ディミトリを海宝直人、グレブを田代万里生、ヴラドを石川禅、リリーを朝海ひかるにすると2公演しかなくて、マチネはこの1回だけでした。
とにかくキャストを選んで梅芸の貸切公演に行きつきました。
欲を言えば、アーニャを木下晴香で観たかったけど…平日のソワレは主婦には厳しい…
ミュージカルは歌が上手いのが正義。
海宝直人、田代万里生、石川禅のお三方が本当に素晴らしかった!
海宝直人のディミトリはまさにぴったり等身大のお役で、文句なし(前回2020年は違う方で観てます)。
グレブの田代万里生。
私はこのお役を誤解していたかも…と思うぐらいの説得力のあるグレブでした。
グレブがアーニャに固執したのは父がアナスタシアを撃てなかったことを知っていて、アーニャがアナスタシアだと確信していたから尚更惹かれたのかな?とさえ思わせるぐらい存在感がありました。
絶妙の嫌な奴であり、気になる存在であり、こんなグレブは初めてでした(前回2020年は違う方で観てます)。
ヴラドの石川禅もさすがで、朝海ひかるとのコンビ感も抜群でした。
ヴラドとリリーはこれぐらいの年齢の方々が演じるのが自然で無理なく、宝塚でのずんそらも本当に大健闘ではありましたが、やっぱり年齢がね…
石川禅という役者は本当に白も黒もグレーも演じられて、歌が上手くて、舞台が好きなんだろうと思えて、本当にいいです。
そして、タイトルロールのアナスタシアの葵わかな(前回2020年は違う方で観てます)。
NHK朝ドラ『わろてんか』で主演してましたが、意地悪な幼馴染に瓜二つで(笑)どうも好きになれず…木下晴香で観たかったな…と思っていたのですが、はっきりと食わず嫌いでした。
葵わかながアナスタシアにキャスティングされるには理由がありました。
パワーはありませんが、美しい声で正しく歌えていて、これだけ歌われたらアナスタシアにぴったりの風貌、芝居の巧さで葵わかなを主演にするわね、と思いました。
アナスタシアとマリア皇太后(麻実れい)の場面では2人の芝居に思わず泣いてしまった…
ディミトリとグレブとのサイズ感もよかったし。
いいものを見せていただきました。
タイトルロールだけあって、宝塚だとディミトリが歌う1幕最後の『Journey to the Past』はアナスタシアが歌います。
これはディミトリの海宝直人で聞きたかったかも。
映像を使った舞台美術が素晴らしくて、作品を数段上質なものにしていました。
エッフェル塔、ムーラン・ルージュ、アレクサンドル3世橋が綺麗でした。
マリア皇太后がアナスタシアと渡ろうと約束したお祖父様の名前の橋。
今年の夏に行ってきました。
正面から撮ると橋というより道路です。
マリア皇太后の麻実れい、気品があってプライドが高く素晴らしい皇太后でした。
素晴らしい宝塚OG、誇らしいです。
10列目までのセンターブロックはロイヤルシートで販売してました。
そこで観たくて購入したらおまけをくださいました。
バゲージタグ、使わないよねー^^;
宝塚OGのアナスタシア主演は残念ながら無理かもしれません。
葵わかな25歳、木下晴香24歳。
宝塚を卒業する時トップ娘役は30歳近いですし、現娘役トップを思い浮かべてもどなたも合わない…
かろうじて星風まどかは宙組で演じた実績で出来るかもしれませんが、集客力のある歌える若い女優(例えば上白石萌音とか…)が出てきたら難しいかも…
シアターオーブで10/7まで。
チケット取れるみたいです。
よろしくお願いします。