遠征から帰宅したばかりではありますが、お誘いいただき、昨日は2度目の『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』。
終わってしまう公演を惜しみながら、パフォーマンスを爆発させたような前楽でした。
1階O列サイドブロック。
1回目2階最前列、2回目1階と最高の観劇ができました!
ありがとう、友よ。
この公演は毎日宝塚関係者が誰かしら観劇に来ているようで、客席が豪華(笑)
宝塚内でも注目の公演なんでしょうね。
客席でもスタイルが抜群にいいので、すぐに只者ではないとバレる。
今日はありちゃんが名前を出していなかったので、私も名前は出しません。
本当にたくさんのジェンヌさんがご来場でした。
これほど宝塚らしくない公演は私は初めてです。
楽曲がよくて、しかもなかなかなロックテイスト。
歌いこなせる人を選抜したのだろう、とは誰もが思うところ。
OGはもとより、現役生もこういう公演は憧れるのだと思います。
プログラムで若谷先生も「『ロックオペラ赤と黒』と礼真琴」の取り合わせに興味を持ったと書いていますが。この公演はまず礼真琴ありきだったのだと思います。
礼真琴だから出来た公演なのだと。
幕開きの最初の曲が『心の声』で、幕切れの最後の曲も『心の声 リプライズ』、ホントにクールです!
作曲はウィリアム・ルソー&ソレル。
名前を覚えておこう。
スタンダールの『赤と黒』は日本で言うところの忠臣蔵ぐらいフランスでは知らない人はいないらしく、今回のバージョンは色々割愛されているし、礼真琴も野心家としては演じていなかった。
愛の物語に感じました。
そして、詩ちづる。
月組時代から注目していた娘役でしたが、白河りり、きよら羽龍、詩ちづる、一乃凛と4人団子の歌うま枠の1人で、もったいないと思っていました。
星組に組替になり、メキメキと頭角を表し、このマチルド!素晴らしかったです。
2幕の幕開きの真っ赤なキュートなドレスでの『退屈』ソング。
宝塚の娘役の歌い方ではない、外部舞台のヒロインの歌い方。
詩ちづるを外部の舞台の坂メンバーがやるヒロインと置き換えて今すぐ観たい!と心から思いました。
パワフルで、自己主張がある、マチルドでした。
ただ暁千星とコンビを組んだら月組化とか言われそうな気がする…
力のある人だから、ちゃんと上げて欲しいけど。
暁千星のジェロニモも前楽絶好調。
人見知り(だと思われる)ありちゃんは客席のOGやジェンヌに絡むことが多いのですが、昨日は最前列で手作りの真っ赤な薔薇の花束を持ったファンに語りかけてました。
ファンの方もうれしかったはずだし、花束持った甲斐があったというもの。
ありちゃん、踊りはもちろん、歌も凄かった。
声量が半端ない。
だいぶ前に喉の筋肉も鍛えていると言ってましたが、成果って出るんですね。
ルイーズの有沙瞳はもう何も言うことがない。
哀しく、切なく、満点のルイーズ。
ヴァルノ夫妻のひろ香祐と小桜ほのか。
こちらも言うことなしの安定感、そして歌うま。
この公演に出演している下級生もみんな全力で歌って踊って、幕が降りる時のお手振りにこの公演に選抜された喜びとプライドが見えて、こちらまでうれしくなりました。
終わってしまったのが、本当に残念。
でも千秋楽まで誰一人欠けることなく完走おめでとうございます。
そして、朱紫令真さん、ご卒業おめでとうございます。
新しい人生にも幸多きことを祈ります。
よろしくお願いします。
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