永遠がない若き時限の花の宝塚では、トップスターは就任したら退団へのカウントダウンが始まります。
言ってみれば相撲の世界により近く、横綱は地位からの陥落はない代わりにその先には引退しかない…
なので、トップスターの退団は悲しいし寂しいけれど、就任時から宝塚ファンならば覚悟はあるものだと思っています。
ただ、2番手以下の退団発表はいつも突然で、路線スターの退団発表は息が止まるほどの衝撃を受けます。
昨日の和希そら退団はまさに思考が止まるぐらいの衝撃でした。
和希そらの男役がもう見られない…信じられません。
勝手にオスカルの和希そらをイメージしていたので、『ベルばら』にそらがいないことが理解できない…
やはり96期ということが最後までネックになっていたのかと推量します。
イジメの期として認定され、裁判になったことが響いたのだと思います。
連帯責任とは日本人大好きな責任の取らせ方ですが、そんなことがまかり通るのは体育会運動部と宝塚ぐらいのもので、世界に問うたらWhy?と言われる案件かと。
イジメはあってはならないことですが、7月には同居相手の3歳子どもに熱湯をかけて殺した元交際相手の判決が懲役10年だったことからも、和希そらの96期が14年経っても許されないことが逆に許していいことなのか⁈とさえ思います。
宝塚は男役の中心の世界。
男役トップスターを出さない期は96期だけではありませんが、和希そらという実力・人気ともにある人がいるのに何故?という思いは消えません。
まだまだ和希そらの男役が見ていたかった。
この衝撃で月城・海乃の退団会見の投稿が延び延びになってますが、今日までは和希そらの退団発表を惜しみたいと思います。
もちろん、和希そらには実力がありますから、これからミュージカルの舞台に出演されることと思います。
まずは、次の『ボイルド・ドイル』のお役がそらくんの最後に相応しいいいお役でありますように。
最後まで輝き続けてくださいませ。
『ジュエル・ド・パリ』のクレオパトラで肌を見せた時に男役なのによくこんなお役を振ったな…と思ったのですが、こういうことだったんですね、大介先生。
やっと腑に落ちました。
和希そらは宝塚一の実力派だと思うので、本当に残念無念です。
よろしくお願いします。