花組東京公演中止。
私のラインに宝塚歌劇団から連絡があったのが、12:26だったので劇場に向かっている方、到着している方もいらっしゃったはずで、劇場前のボードで知った方も多かったのだと思います。
Xによると激昂した男性もいたとか。
花組生もギリギリのところで頑張っていたんだな、と思います。
宝塚は普通の劇団とは違い、中学•高校卒業時から音楽学校で2年間徹底的に芸事の基礎と礼儀を学び、集団生活を送ります。
苦しい時に支え合う同期とは強い絆で結ばれ、また音楽学校に一緒に在籍した前後の学年とも繋がりは深いようです。
いわば体育会運動部のような密な関係をずっと15、6歳から平均10年、いやもっとか…続けている訳で、普通の劇団とは成り立ちが全く違います。
組が違っても同期のことは心配し、ずっと支えあっているから横の連携も強い。
親が亡くなって舞台に立つということは出来ても、自分の分身のような存在が突然亡くなったらやっぱり舞台に立つのは無理のような気がします。
宝塚歌劇団は団員を生徒と呼びますが、宝塚にいる限り俳優ではなく生徒で、プロであってセミプロのような劇団です。
私はそれも含めて宝塚を愛しているので、無理はしないでいいと思っています。
まずは生徒の心に寄り添って、無理はさせない、しない。
若い人は時に冷静ではいられなくなり、連鎖することもあります。
それを防ぐためにも精神科医やカウンセラー、親御さんの手を借りて、落ち着かせてあげて欲しいです。
このような事が二度と起きないように生徒が相談できる部門を作って欲しいですし。
宝塚ファンはそのプロであって、プロではない世界を愛していると思うので、そっと見守っているファンも多いはず。
生徒さんたちも親御さんも、ファンもしっかり眠って、しっかり食べる。
眠れなくなってしまった人は専門医を受診して欲しいです。
寝て、食べて、心の免疫力をあげたら、きっと体も動き出すと思います。
その日を待っています。
よろしくお願いします。