今日から花組東京公演再開しました。
友の会で当選して観劇。
開演5分前に木場理事長が出てきてご挨拶。
亡くなられた生徒さんに哀悼の意を表し、再発防止を誓い、生徒のケアを約束されました。
同じものを見ても人それぞれに感じ方は違うと思いますが、面やつれした様子や誠実な語り口に誠を私は感じました。
拍手はれいちゃんに対するものの1/10でしたが…
公演再開のご挨拶は木場理事長からだけで、終演後に組長や柚香光からはありませんでした。
生徒を矢面に立たせることをせずによかったと思っています。
物事には話せることと話せないことがあり、真実を知る権利はご家族とご親族だけにあると思います。
そして、ご家族が話したくなければそっとしておくというのが優しさではないのでしょうか。
『鴛鴦歌合戦』は2回目にしてMY楽でしたが、今日は前回よりもずっと間がよくて面白かったです。
どんな気持ちで観ればいいのか…とも思ってましたが、花組生の熱演を楽しめばいいのだ、と思えました。
柚香光と星風まどかが見つめ合うことが多く、星風まどかをさりげなく気遣うような柚香光の器の大きさみたいなものも感じました。
芝居を観て笑ったり、泣いたりすること、拍手をすることが生徒たちへの励ましになるように、ひいては亡くなられた方へのご供養に繋がることになったら…と思います。
噂や憶測に振り回されず、知りたがらず、宝塚の舞台を観続けたいと心から思いました。
『鴛鴦歌合戦』の終盤、星風まどかのお春が「幸せになる権利は誰にでもある…」と言うところで、美風組長の大きな目には涙がいっぱいで溢れるのを堪えていました。
ふと隣の京三紗を見ると涙をボロボロ流していて、私も一緒に泣きました。
そう、幸せになる権利は誰にでもあるのです。
兎にも角にも花組が一歩を踏み出してくれたこと、ファンのひとりとして安心しました。
また、休演していた翠笙芹南が今日から復帰。
希波らいとも1日も早く回復されますように。
亡くなられた生徒さんのご冥福をあらためてお祈り申し上げます。
よろしくお願いいたします。