昨日に引き続き星組全ツ感想『パッション・ダムール・アゲイン!』編。
よく考えたら、礼真琴が星組トップスターになってから礼真琴がいない星組のショーって初めて観たのかもしれません。
とても新鮮で、とても驚いた。
歌も踊りもずば抜けている礼真琴だから、いつも出ずっぱりでセンターでガンガン歌って踊っていて、礼真琴を見ていたのですね、私。
そして、組子のみなさんを礼真琴と比べてしまっていたことを深く反省しました。
良くも悪くも1人で完結できる力のあるショースターだから、星組のショーはある意味礼真琴のワンマンショー。
瀬央ゆりあも舞空瞳も礼真琴に引っ張られて無理をしていたのだろうなぁ…
今回の『パッション・ダムール・アゲイン!』は凪七瑠海が中心ではあるけれど、みんなで作っている感があり、非常にバランスの良いショーでした。
誤解のないように強調しますが、礼真琴は大好きだし、『赤黒』は非常に楽しみだし、下げている訳ではありません。
ただ礼真琴は実力がありすぎるんだなぁと改めて感じました。
舞空瞳の歌が非常に上手く聞こえたのは、得意な音階だったのもあるかもしれませんが、なこちゃんが無理な発声していなかったからじゃないのか⁈
瀬央ゆりあが素晴らしく輝いていたのは、凪七瑠海との並びも合っていたとはいえ、礼真琴の圧がなかったからではないのか⁈
とさえ思いました。
とにかくバランスのいいショーで、どこかで見たことある岡田先生の場面の継ぎ合わせなんですが、これぞ宝塚って思えました。
品があって、過不足なくキラキラで、そして凪七瑠海の存在感もあり、何より瀬央ゆりあがとびきり輝いていた。
せおっちの特別大ファンではないけれど、胸に込み上げるものがあって、生で観られてよかった。
凪七瑠海と瀬央ゆりあが持つ昭和な感じが『パッション・ダムール・アゲイン!』とよく合ってました。
観てよかった。
ありがとう背中を押してくれた友よ。
福岡のチケットがまだあるみたいで、ポスターが出てましたから、近隣の方々ぜひぜひ。
この全ツで初めて宝塚を観る方々の心を掴んで欲しいです。
岡田先生の『ノスタルジア』は構成もコスチュームも楽曲も大好きです。
が、前回の宙組からセバスチャンがとてもカッコイイのに、ヴィットリオに惹かれるマチルドが私には理解できない…
2015年 宙組全ツ
ヴィットリオ 朝夏まなと
セバスチャン 寿つかさ
マチルド 実咲凜音
ヴィットリオ 真風涼帆
セバスチャン 芹香斗亜
マチルド 星風まどか
2023年 星組全ツ
ヴィットリオ 凪七瑠海
セバスチャン 瀬央ゆりあ
マチルド 舞空瞳
マチルドの歌うソロもプッチーニの『O Mio Babbino Caro』から、同じプッチーニの『ある晴れた日に』に変更されてました。
舞空さん、お上手でした。
また、天飛華音の女装もあり極美慎と踊るのですが、娘役の誰よりも色気がありました。
アマト、凄い!
限られた人数の星組生がとにかく頑張っていて、とてもいいショーでした。
凪七瑠海の真ん中力も素晴らしかった。
とてもいい全ツなので、たくさんの人に観てもらえますように。
よろしくお願いします。
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