朝日新聞デジタル主催の朝日地球会議2023『対話でひらくコロナ後の世界』が有楽町マリオンで開催されています。
『劇場の息吹を 舞台演劇の今、そしてこれから』に花總まり、小池修一郎がご登壇とのことで、お話を伺いに。
しかし、小池先生は諸般の事情によりご登壇叶わず…諸般の事情って何⁇
コーディネーターの朝日新聞文化部大阪支局の方が宝塚歴48年という筋金入りの女性で、舞台大好きというのが伝わってきて、素晴らしいコーディネーターぶりでした。
そして、大変聞きやすい優しい声でした。
登壇者は花總まりとアデランス文化芸能部長/スタジオAD代表の服部氏でした。
アデランスは宝塚をはじめ、数多くの舞台の鬘を担当しているそうで、舞台上には花總エリザベートと一路真輝のトートの鬘も。
会場内の写真撮影は禁止でしたので、写真はありません。
と
の鬘がありました←一応、お顔はモザイク処理いたしました。
エリザベートの↑の鬘は非常に重く、しかも後ろに引かれるので首が痛くなり、非常に疲れるそうです。
上に高い鬘の方が楽だけれど、重いのに変わりはないそうで…
イメージ的に上に高いのはこんな感じ?
マリー・アントワネットの時代は髪を結い上げても踊ったり、歌ったりしせずにじっとしていたらしい…
ミュージカルはあの鬘を付けて歌ったり、踊ったり、時には側転したり…する…
アデランスも軽くしようと頑張っているそうですが、限度があるとか。
鬘のお話はなかなか興味深く、面白かったです。
『エリザベート』のお話もたくさん伺え、人生の転機に再演が重なると言っていたお花さまの言葉が耳に残りました。
コロナをキーワードにしている地球会議なので、コロナで『エリザベート』が中止になった時の心境なども語られ、ファンも辛かったけれど演者も相当辛かったのだとしみじみ思いました。
アデランスの芸能部長が様々な舞台に鬘合わせに行ってもそのカンパニー毎にPCR検査があり、昨日の検査で陰性だったというのは全く通用せず、毎日検査をしていたと振り返っていました。
『エリザベート』も毎日PCR検査があって、舞台の世界は映像の何倍も厳しかったそうです。
今もまだ色々と制約、そしてPCR検査もあるとか。
コロナ禍で配信が普及したけれど、配信にはカメラマンのファインダーで切り取られるものだから、生の舞台をぜひ観て、空間を共有して欲しいとのことでした。
お花さまが『シークレット・ガーデン』の演出家スタフォード・アリマ氏からもらった言葉を最後にご披露くださいました。
とてもいい言葉だったのですが、私の頭はポンコツで正確には覚えられませんでした。
要約すると「演者と観客は愛によって繋がり、癒しを与えることができる」というようなことだったかと。
舞台からもらうエネルギー、癒しを私も確かに感じます。
入口で行われていたセッション。
こちらは撮影可でした。
朝日地球会議は12日まで。
事前の参加予約が必要ですが、朝日IDで簡単に登録できました。
配信視聴もできます。
https://www.asahi.com/eco/awf/
よろしくお願いします。