星組新公が無事終わってホッとしました。
私は残念にも配信を見られなかったのですが…
マチネには映画『RRR』の監督がご観劇だったそうで、最後に礼真琴と暁千星が銀橋のセンターで合掌して紹介されたとか。
https://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20240322_004.html
このところ、日比谷・銀座方面は行っているのですが、宝塚はチケット難公演でもあり、しばらく観劇できていません。
で、昨日は歌舞伎座昼の部へ。
最終的には『御浜御殿』の綱豊・仁左衛門丈の巧さ、色気に全部持っていかれました(笑)
今、見るべきは仁左衛門丈です!
真山青果の『元禄忠臣蔵』の第五編にあたるのが『御浜御殿』です。
真山青果は明治生まれで、昭和に活躍した劇作家ですが、新歌舞伎と呼ばれる『元禄忠臣蔵』十編を書いています。
よく上演されるのがこの『御浜御殿』と『大石最後の一日』。
『御浜御殿』はフィクションですが、役者が揃えばとっても面白いです。
今回は綱豊卿・仁左衛門、富森助右衛門・幸四郎、お喜世・梅枝、これ以上の配役はない!と言っても過言ではない。
8年前に同じ配役で観て、非常に感動しました。
同じ配役で8年後に観る、なんて贅沢!歌舞伎にしかできないことです。
幸四郎丈の助右衛門、熱くて、無骨で、綱豊卿とのやり取りが見応えあります。
六月に時蔵襲名を控える梅枝丈がお喜世がこれまたよかった。
綱豊にとってお喜世は癒しの存在で、清くて、弱々しく、可愛い存在でありながら、凛とした女性。
浅野家縁の女性で、強い芯を感じさせつつ、可憐さを求められる…そんな女性でした。
お伊勢詣りのおいぬ某で六月に梅枝を襲名する小川大晴が出ています。
この『御浜御殿』は仁左衛門丈で観るべきもので、観たことない方、ぜひ歌舞伎座にGO!
『傾城道成寺』は四世中村雀右衛門の追善でしたが、なんだか追善になっていたのか…
昨日はとちりの良席をいただきました。
ここのお席大好きです♡
歌舞伎座もお客様が戻っていて盛況でした←何気に久しぶり^^;
共に初役(梅枝の千代は双蝶会では観たけど、興行では初めて)
菊之助丈の松王丸、ニンじゃないお役への挑戦が続いていますが、この松王丸は後半がとても味わい深く、魅せました。
そして、梅枝丈の千代が抜群によかったです。
子どもを失った母の情と悲哀が染み渡りました(葛の葉もそうだったなぁ…)
梅枝丈の千代、丑之助丈の小太郎でしたから『寺入り』から観たかった…
坂東新悟丈の戸波、中村萬太郎丈の玄蕃も初役とは思えなかった。
時代は変わりました。
1人観劇でしたので、お昼は喫茶・檜で。
30分前に予約に行ったら最後のお席でした。
本当はサンドイッチの気分でしたが、売り切れでカレーを。
意外にも?美味しかったです。
歌舞伎座は気持ちいい気が流れていて、やっぱり好きな劇場No.1です。
よろしくお願いします。