MadameSoleilの備忘録

ミュージカル、歌舞伎、宝塚、時々ストプレ。観劇大好きブログ。

王様と私@日生劇場

黄砂だかヒノキだかわかりませんが、目が痒くて目薬が手放せません。

鼻水も出るし。

強風が諸悪の根源な気もする。

そんな中、昨日は『王様と私

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どうせハズレだろうと思いながら入れたマチソワの抽選で当たりました。

後列でしたが、ドセンで、非常に見やすかった!

最近の私はサイドの前列なら、後方でもドセンが好きです。

ブロードウェイの初演は1951年!

オールドファッションミュージカルですが、演出は小林香氏で、カビが生えたようには少しも見えませんでした。

ただ、連日満員御礼が続くほどの作品か⁇とは素直に思いました。

観客の90%は明日海りおファンで、幕開きすぐに明日海りおがピンスポで登場したら万雷の拍手でした。

明日海りおは宝塚在団中からファンが多く、TOP of TOPのひとりだと思っています。

退団後のファンの結束も強くて熱も高め。

まあ、私も主演が明日海りおじゃなかったら観なかったから、緩く考えれば明日海ファンの1人です。

女優としての明日海りおは、とにかく美しく、可憐でいて芯がある感じで『王様と私』のアンナにはぴったりでした。

高音が…と言われる歌も進化していて、ワッカのドレスも華奢な体に似合い、芝居は巧いし、とにかく日生劇場を満席に出来るという強味があります。

これからも主演作が続くと思います。

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私は1979年に安奈淳のアンナ、染五郎松本白鸚)の王様で観ております。

が、Shall wd dance?🎵以外は全く覚えていなかった…

こんなタイ王国をバカにしたような話だったとは記憶してなかった←まだ子どもだったし?

タイ王国はどの欧米列強の植民地にもならず独立を貫いた国。

優秀な王様の存在ゆえと思いますが、それが気にいらなかったのか⁉︎

子どもが何十人もいることは、あの時代(1862年)にはヨーロッパでも珍しいことではなかったと思うけど(この話より100年ぐらい前だけど、日本の将軍様も子どもが53人いたし)ことさら強調してみたり、西洋人が作る東洋の話はどうも好きになれん。

とはいえ、タイ舞踊のシーンもたっぷりあって美しい舞台でした。

タプティムが朝月希和。

ずっと前からミュージカルの2番手ヒロインに宝塚娘役をキャスティングして欲しいと思ってましたが、宝塚の娘役はトップ以外は活躍できないのよ…

そして、そのトップ娘役はヒロインじゃなきゃ受けないのかなと思ってました(本人ではなく周りが、事務所が、ね)

美味しい2番手ヒロインのお役は結構たくさんあって、キングアーサーのグィネヴィアとか、今回のタプティムとか。

下手なアイドルとかにキャスティングするなら、絶対宝塚娘役がいいと思ってます。

そこに上手く活路を見い出したのが朝月希和。

いいタプティムでした。

美味しい2番手ヒロインをどんどん演って欲しいです。

歌の人ではないけれど、芝居はいいし、ヒロインを邪魔する気配もない。

このポジションっていそうでいないので、大事にして欲しいです。

王様は北村一輝

王様役者しか務まらない役どころで、上手いとか下手とかではなく、王様の風格が求められるお役。

北村一輝をキャスティングした慧眼。

ミュージカル初出演にしては歌えてましたし。

ただ、こんなに声の高い人だとは知らなかった…

声フェチ的にはもう少し低い方がいい…です。

明日海りおともお似合いでした。

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観劇が大好きで、出会う舞台に感動と元気をいただいております。

今回、2日続けての全く趣の違うミュージカルを観ました。

どちらがいいとか悪いではなく、『王様と私』が満席で、『VIOLET』に空席があったことが切なかったです。

ミュージカルが好きなら『VIOLET』も観て欲しい、観る価値がある!とどうしても言いたいです。

勝負に勝って、試合に負けるのは悲しいです。

よろしくお願いします。

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