昨日は月組新人公演。
1回きりの新公でしたが、ありがたいことに観劇出来ました。
非常にいいお席、しかもセンターでした。
『フリューゲル』の新公で研2ながら風間柚乃のお役•ルイス•ヴァーグナーを演じた時から非凡なものを感じていましたが、研3での新公主演でまさしくスター誕生の瞬間を見た気がしました。
すでに男役の発声は出来ていて、堂々とした芝居をセンターで見せてくれました。
容姿端麗なのは言うまでもありません。
歌は発展途上でしたが、音感はいいと思うのであとは稽古と場数かと。
月組が誇る?イケメン下級生3人の104期•月乃だい亜、107期•一輝翔琉、108期•雅耀がいずれもキラキラと輝いてました。
この作品、見れば見るほどもう少し話をなんとか出来なかったのか…と思いますが、上級生が演じても難しいのに、下級生は若さと団結力で乗り切った感じがして、さすが芝居の月組!下級生まで巧いと感心しました。
雅耀というスターが爆誕です!
ヒロインは109期の乃々れいあ。
舞台で見ると檀れいに似ている面差しで、横顔が特に美しかったです。
楚々と立っているだけで絵になり、姫役者になれる素質が詰まってました。
実力尊重の月娘とは少々毛色が違い、だからこその抜擢だったのかも…と思いました。
歌は発声から練習し直した方がいいかもしれません。
とにかく美しいヒロインだったのは間違いありません。
2番手役のヴィクターが七城雅。
しっかりと脇を締めてました。
ダシエルが一輝翔琉。
風間柚乃とは持ち味が違うからか、全く違うダシエルでしたが、鋭さを出したからか地味にまとまってしまい影が薄めだったかも。
英かおとのサミュエルに月乃だい亜。
鬘も衣装もとても似合っていて、超イケメンの上芝居もよくて目を引きました。
カイの109期翔ゆり愛が少年風味で、味があったかと。
しかし、この新公で唸らせたのはエゼキエルのきよら羽龍とマクシマスの天つ風朱李の姉弟。
このふたりは本公演の代役にすぐなれる完成度と存在感。
凄かった…
きよら羽龍は癖の強いお役とか難しいお役を演らせたら宝塚一かもしれません。
憑依系のお役が観たい!
声よし、芝居よし、新公内とは思えなかった。
天つ風朱李も彩海せあとは違うマクシマスを作っていて、只者ではないです。
そして、ジェームスを演った104期の真弘蓮の芝居職人ぶり。
凛城きらとは違うおじさんになっていた。
メアリー•スチュアートの咲彩いちご、アンナの美渦せいかの歌も見事。
涼宮蘭奈の殺し屋も身のこなしがシャープで、身体能力の高さを感じさせ不気味な存在でした。
舞台上にはいるのにほとんど台詞がなくて可哀想でしたが、シエナの一乃凛も少しの台詞をものにしてました。
次の新公は地味でも芝居巧者、歌うまを押し出した真弘蓮•一乃凛のコンビで見てみたいとも思いました。
間違いなく路は続くと思う雅耀。
はじめの一歩を観ることが出来て幸せでした。
よろしくお願いします。