4月1日、桜満開の中、FFX後編に。
昨日も9列センターブロック。
前編はFFXの説明という感じで、いよいよ面白くなってきたところで後編に続く…という感じでした。
中村萬太郎丈演じる23代目オオアカ屋の口上で後編も始まりますが「これが最後かもしれないだろう?」というゲームの台詞をぶち込んでいて、ゲームファンが沸いてました。
後編はベテラン勢が続々ご出演でしたが、中村歌六丈が出て来たことで、歌舞伎感半端なくやっぱり締まります。
話のキモとも思われる祈り子に尾上丑之助くん。
音羽屋と播磨屋の血をひく正真正銘の御曹司、歌舞伎を担うことを生まれた時から背負ってきた丑之助くんの底力さえ感じた…
9歳にして口跡も申し分なく、聖なる子?不思議な祈り子を体現していた。
後編は舞台上に邦楽(長唄、三味線、鳴物、竹本)が並び、ちゃんと歌舞伎でした。
召喚獣(わからないですよね💦)による長時間の毛ぶりもあり、圧巻でした。
このような貼り紙があったカーテンコール。
23代目オオアカ屋がまず出てきて、着席したままで撮影すること、動画NGを説明し、#FFX歌舞伎をつけてSNSに投稿して、という説明がありました。
そして、幕が開きカーテンコール。
客席にまで降りてきてくれて、目の前にアーロンが、シーモアが、ルールが、ユウナが…
松也丈、米吉丈、梅枝丈がポーズを取ってくれました!
舞台上はこんな感じ。
ティーダが菊之助丈に合っていた…とは正直思わなかったけれども、この新作歌舞伎を企画、演出、プロデュースした手腕はさすがで、脱帽です。
劇場をフルに使い、映像を酷使して新作歌舞伎を作り上げた。
ブラボー!
あの広い劇場で通し7時間の長丁場舞を毎日演じる体力、気力、そして観客に満足感を与える力、歌舞伎役者の持つ力って、すべてのエンタメの最高峰かも、としみじみ思った昨晩でした。
演る方も大変だけど、7時間は観る方も大変。
お尻が…
エアヴィーヴはありましたけど。
ロビーには若者と外国人がたくさん。
帰り道に「歌舞伎おもしれー」と言っている声も聞こえ、おばちゃんは「歌舞伎座にも来てねー」と心の中で応えたのでした。
この人たちを歌舞伎座に取り込めるかが、これからの鍵かと。
また歌舞伎を観に来てねーと言い続けることが、歌舞伎を未来に繋げていく道。
丑之助くんの菊五郎襲名までは生きてはいないだろうけど、菊五郎になる未来まで歌舞伎が続かなくては意味がない。
通しで観た友人がもらった非売品アクリルスタンド。
写真だけ送ってもらいました。
4月12日まで。
ぜひぜひ足を運んでみてくださいませ。
よろしくお願いいたします。
https://ping.blogmura.com/xmlrpc/khhwqe1bcvs9/